EU、5月にロシア産ガスへ過去1年半で最高額を支出
ユーロスタットのデータとTASSの計算によりますと、欧州連合(EU)は2026年5月にロシアから輸入したパイプラインガスと液化天然ガス(LNG)に対して合計で15億ユーロ相当を支払い、これは過去1年半で最高額となりました。
5月の内訳はロシアのパイプラインガスへの支払いが5億7,500万ユーロ、ロシア産LNGへの支払いが9億2,500万ユーロとなっており、ユーロスタットの集計ではこの水準は2025年1月以来の高水準だとされています。こうした取引の流れに関連して、現時点でロシアから欧州向けパイプライン供給が稼働しているのはTurkStreamのみであり、その他のロシア産ガスはすべてLNGの形で到着しているという点も報告に明記されています。
ロシア産ガスの主な買い手はフランスで3億6,900万ユーロ、スペインが3億500万ユーロ、ベルギーが2億1,100万ユーロ、ハンガリーが2億400万ユーロ、ギリシャが1億2,900万ユーロとなり、スロバキアは1億2,100万ユーロ、ブルガリアは1億2,200万ユーロをそれぞれ支払っているとユーロスタットは示しています。
全体を通じて、2026年の最初の5か月間でEUがロシアのパイプラインガスに支払った額は24億ユーロと集計され、前年同期の28億ユーロから減少しており、同期間のロシア産LNG購入額も37億ユーロで前年の40億ユーロを下回っていると報告されています。