エア・カンボジア、COMAC製C909を20機発注
上海で19日に署名された合意で、カンボジアのフラッグキャリアであるエア・カンボジアは中国商用飛機有限責任公司(COMAC)製のC909地域ジェット20機を一括購入する契約を締結し、COMACは同社が中国製機を大量発注した初の外国フラッグキャリアになったと述べました。
第1陣は2026年下半期に納入され、同社はこれを受けて商業運航に投入する予定であり、業界関係者は新機導入が路線網の拡大や輸送能力の増強、カンボジアと周辺市場との結びつきを強める効果をもたらすとの見方を示しています。
これに関連して、COMACとカンボジア民間航空事務局は航空安全や適航認証、人材育成分野での協力を深める覚書にも署名しており、双方は運航準備と規格の整合に向けた連携を強調しました。
C909は旧称ARJ21で、乗客定員78〜97人、航続距離2,225〜3,700キロメートルとされ、短く幅の狭い滑走路での運航を念頭に設計されているうえ高温・高高度や横風下でも良好な性能を発揮する機体だと説明されています。
同機は2023年4月にインドネシアで就航して以来、海外展開を拡大しラオスやベトナムなどで運航されており、現在28の海外都市に就航して延べ100万件以上の旅客輸送実績を持ち、さらに中国国内のリージョナルジェット市場では約70%を占めているとのことです。
中国は世界最大の航空旅行者数を擁しており、中国民用航空局のデータによれば過去2年間で年間約4,000万人の利用者が増加し、その結果旅客数は4億7,000万人に達して2019年から1億6,000万人増えたとされ、この大規模市場を背景にC909の海外注文が続いているとの指摘も出ています。