ホーム ブラジル 米の追加25%高関税受け 政府、影響部門向け支援策再開へ、木材等約2,400社影響

米の追加25%高関税受け 政府、影響部門向け支援策再開へ、木材等約2,400社影響

米の追加25%高関税受け 政府、影響部門向け支援策再開へ、木材等約2,400社影響

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

米国が一部ブラジル製品に追加で25%の高関税を課すと確認され、連邦政府は影響部門向けの支援策再開を表明した。木材や機械、家具、砂糖など約2,400社が直撃される見込みで、政府は措置を「不当で違法」と非難しつつ被害の抑制を最優先に動いている。市場多様化と米側の主張を巡る対立は先行き不透明だ—この動きが意味するものとは。

米の追加高関税受け、ブラジル政府が影響部門向け支援策を再開へ

【見出し】

【本文】

連邦政府は16日、米国が一部ブラジル製品に対して追加で25%の高関税を課すとUSTRが確認したことを受け、関税の影響を受ける企業部門への支援プログラムを再開すると発表しました。新たな関税は7月22日から適用される見通しであり、政府はこれを「不当で不適切かつ違法な課税」と断じる一方で、被害の拡大を抑えるための対応を優先するとしています。

開発・産業・商業・サービス省(MDIC)長官のマルシオ・エリアス・ローザは、記者会見で今回最も打撃を受けるのは木材、機械・電気機器、家具、陶磁器、履物、砂糖といった輸出部門であると指摘し、これらの企業には運転資金や投資のための融資枠、そして他の顧客や市場への製品販売支援などが提供される見込みであると述べました。MDIC傘下の対外貿易局(Secex)は、今回の高関税で直接影響を受ける国内企業は合計約2,400社に上り、これらは対米輸出の約18%を占め、金額にして約74億米ドル相当に相当すると試算しているとしています。

政府側は今回の措置がブラジル経済のマクロ安定性を損なうものではないとの見解を示しつつも、財務相ダリオ・ドゥリガンはUSTRの決定を外部からの不当な干渉と位置づけ、『政治的であれ経済的であれ、ブラジルの家庭や企業、労働者を怯えさせ抑圧するいかなる形の外部干渉も容認できない』との強い言い回しで非難し、米側の主張は事実に反し具体的なデータに基づいていないと主張しました。

副大統領でかつてMDICを率いたジェラルド・アルクミンは、政府が昨年国会で全会一致で可決された相互主義法(Lei da Reciprocidade)の適用方法を検討すると述べ、新たな高関税を『不当』かつ『筋違い』と断じました。相互主義法は他国の一方的な行為や政策がブラジルの経済競争力に悪影響を与えた場合に通商上の譲許を停止する基準を定めており、政府は適切な時期にその実行のあり方を判断するとしています。

今回の措置が対象外とされた品目も多く、肉類やコーヒー、油類、航空関連品目などは除外された一方で、昨年これら同じ部門が米国向け輸出を既に55億米ドルまで減らしていたことや、米国がブラジル輸出に占めるシェアが昨年の12.1%から2026年には9.4%へと低下している点は、政府が市場多様化政策を引き続き推進する必要性を改めて示しているとの説明が示されました。

米側が不公正慣行として問題視する点には、デジタル貿易や電子決済サービスの慣行、不公正な優遇税制、反汚職への干渉、知的財産権の保護、エタノール市場のアクセス、違法伐採などが含まれており、USTRはこれらが米国の農家や労働者、イノベーター、輸出業者の貿易を負担し制限していると結論付けています。これに対して中央銀行総裁ガブリエル・ガリポロは記者会見で、ブラジルの送金・決済システムであるPixが高関税の理由になるという主張は成り立たないと断言し、主要なカード企業に直接的な影響は出ていないと述べたうえで、Pix導入後にカード市場が成長している点を挙げて米側の論拠を否定しました。

環境・気候変動相ジョアン・パウロ・カポビアンコも、米側が指摘する森林破壊の増加や違法な木材取引に関するデータは誤りで技術的根拠に欠けると反論し、例えばアマゾン地域での森林破壊削減が過去3年間で約50%に達したことを挙げて政府の取り組みを強調しました。政府はこれらの主張への反論と並行して、被害を受ける企業への実務的な支援を講じることで影響の緩和を図る方針です。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年7月17日
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