世界初の政府間AI協力機関「WAICO」設立、上海で国際枠組みの創出を宣言
上海で17日、世界初の政府間AI協力機関「WAICO」の設立が主要なAIガバナンス会議で発表され、人類が直面する思考する機械の機会と課題に対処する新たな国際協調の試みが改めて示されました。
創設合意書によればWAICOは本部を上海に置き、AIが有益で安全かつ公平であり人類全体の利益に資することを目的とすると明記され、29か国の代表が木曜日に合意書に署名を行ったのち、金曜日の会合で改めてその設立が示された形です。
習近平国家主席は開会式で、WAICOの設立がグローバル・サウスの呼びかけに応える中国の重要な一手であり、AI発展の歴史における重要な節目になるだろうと述べるとともに、国際社会を結集してガバナンスを推進する姿勢を強調しました。国連のアントニオ・グテーレス事務総長はこれを2023年に習氏が提起したイニシアチブの自然な展開だと位置づけ、「人類の未来を形作る技術は少数の国や企業だけでなく、すべての国が議席を持つべきだ」との認識を示し、国際的包摂の重要性を訴えました。
声明や会合の出席者によれば、中国のほか加盟国にはカザフスタン、ラオス、パキスタン、ロシア、インドネシアなどが含まれており、こうした多様な国々の参加はAI開発の格差是正とガバナンスの普遍化を目指す意向を浮き彫りにした形です。中国側は同時に自国がAI開発で世界的リーダーであることを背景に、2025年に核心的なAI産業の価値が1.2兆元(約1,750億米ドル)を超え、国内のAI企業数が6,200社を超えたと示しており、こうした経済的基盤を踏まえた国際協調の主導を打ち出しました。
各国代表は、WAICOが世界のAIの将来を形作る主要な国際機関へと成長する可能性があると指摘しており、組織の実効性と包括的な参加をいかに担保するかが今後の焦点となります。