ホーム ブラジル ブラジル工業生産 5月前月比0.2%減 2025年12月以来マイナス、前年同月比0.2%増

ブラジル工業生産 5月前月比0.2%減 2025年12月以来マイナス、前年同月比0.2%増

ブラジル工業生産 5月前月比0.2%減 2025年12月以来マイナス、前年同月比0.2%増

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

ブラジルの工業生産が4月→5月で前月比0.2%下落し、2025年12月以来初のマイナスに転じた。年ベースでは+0.2%とプラスを保つ一方、燃料・採掘の大幅減と自動車・医薬の顕著な伸びという“明暗”が同居している。これは単なる一時調整か、それとも景気の転換点なのか──この動きが意味するものとは。

【見出し】ブラジルの工業生産、4月から5月にかけて0.2%後退し、2025年12月以来のマイナスに転じる

【本文】ブラジルの工業生産は4月から5月にかけて前月比で0.2%の後退を記録し、これは2025年12月のマイナス1.9%以来、初めてのマイナスとなったことが、ブラジル地理統計院(IBGE)が3日に公表した月次工業調査の公表で明らかになりました。

年間の比較では前年同月比で0.2%の拡大が確認され、過去12か月の累計でも0.4%の増加となっており、短期の落ち込みが見られる一方で年ベースではプラスの動きが続いていることが浮き彫りになっています。財務省の経済政策局(SPE)がまとめたブリーフによれば、5月の前月比実績は市場予想の0.3%を下回ったとのことで、市場の見通しを下回る結果となったと指摘しています。

直近6か月の推移を見ると、5月が-0.2%、4月が+0.7%、3月が+0.3%、2月が+1.1%、1月が+2.2%、そして2025年12月に-1.9%を記録しており、月ごとの増減が続く中で5月の下落が一時的な調整と位置づけられるのか慎重な見極めが求められる状況です。

工業全体の水準はパンデミック前の2020年2月を4.5%上回る一方で、史上最高の2011年5月からは13%下回っており、長期的な回復余地と短期的な変動が同居していることが改めて示されました。

4月から5月にかけて工業を押し下げた主なセグメントは、コークス・石油誘導品・バイオ燃料で-6.1%、採掘産業で-2.6%となり、両グループともに5か月連続の上昇を途切れさせた形です。燃料分野ではエチルアルコールとガソリンの低迷が最も影響を与え、採掘分野では鉄鉱石と原油、天然ガスの後退が下押し要因となりました。

食品製品の生産は1.3%の減少を示した一方で、プラスの側面では医薬化学製品および医薬品が13.1%の大幅増、自動車・トレーラー・車体が4.1%の増加、化学製品が3.1%の増加といった分野が顕著であり、特に自動車部門は自動車やトラック、部品の生産増により5か月連続の成長を続けています。

また、4つの大きな経済区分の内訳では、半耐久および非耐久消費財が-1.3%、中間財が-0.4%、設備財が-0.2%となる一方で、耐久消費財のみが3.6%と正の変動を示しており、品目別の明暗が鮮明になっていることがうかがえます。

こうした結果を受け、短期的には5月の下落が内需や資源価格の影響を色濃く反映したものと見る向きがある一方で、年ベースのプラスや一部セクターの堅調さは継続的な回復の芽を残しているとの見方もあり、今後の注目点としては燃料・採掘分野の持ち直しの程度と、自動車や医薬といった成長分野の動向が挙げられるとの見通しです。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年7月20日
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