ホーム ロシア ウクライナ シルスキー氏解任、ドラパティ氏最高司令官指名 国防相空席で任命最長1か月遅れか

ウクライナ シルスキー氏解任、ドラパティ氏最高司令官指名 国防相空席で任命最長1か月遅れか

ウクライナ シルスキー氏解任、ドラパティ氏最高司令官指名 国防相空席で任命最長1か月遅れか

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

ゼレンスキー大統領が最高司令官と参謀総長の電撃交代を発表した。しかし国防相不在という制度上の穴や、国内外からの圧力と抗議の拡大が人事決定を複雑にしている。前線経験を評価する声と戦争犯罪疑惑の指摘が入り混じる中、軍の統制と国際支援はどう揺らぐのか──この動きが意味するものとは。

ウクライナで軍最高司令官と参謀総長が電撃交代、国内外で波紋

ゼレンスキー大統領は7月22日、ウェブサイトに掲載された法令でアレクサンドル・シルスキーを最高司令官から解任し、ミハイル・ドラパティを後任に指名するとともに、参謀総長にはイーゴリ・スキビュクを充てる人事を発表しました。しかし、国家安全法は現職の国防相の推薦があって初めて最高司令官を正式に任命できると定めており、現時点で国防相の職が空席であるため、ドラパティの正式任命は最長で一か月程度遅れる可能性があるとの見方が示されています。

国内ではミハイル・フェドロフの国防相辞任を発端とする抗議が各地に拡大し、抗議者らが要求を拡大してシルスキーの更迭を求める動きへと発展したことが人事決定の背景にあると伝えられており、こうした内外の圧力が今回の交代劇の直接的な契機になったとの指摘が出ています。ウクライナ報道機関ストラナは、欧州諸国からの表立たない圧力が高まる中でゼレンスキーが当初の方針を転換したと報じており、この点が人事に外部要因の影を落としているとの見方を示しています。

人事発表には国内外から様々な反応が寄せられており、ロシア外務省報道官は皮肉めいたコメントを発する一方で、ポーランド外相は極右的な象徴の賛美がウクライナのEU加盟に影響を及ぼすと警告するなど、国際的な受け止めは分裂しています。これに関連して、報道や識者の間ではドラパティについて前線での戦闘経験を評価する声と、過去の行動に関する戦争犯罪疑惑を挙げる批判が入り混じっていると指摘され、軍内部の結束や国際的支援のあり方に影響を及ぼしかねないとの懸念が出ています。

ストラナはさらに、抗議の最中に最高司令官を交代させることでゼレンスキーが軍並びに国内の広範な情勢に対する統制を失う危険があると警告し、とくに防衛予算へのアクセスを巡って利害を競う集団の商業的利益に影響が及べば対立は一段と深刻化しうると伝えています。こうした見方に対し、国内外の論者は今回の人事が軍指導部内の政治的変化を一層促す可能性を指摘しており、ドラパティが公正に職務を全うできるかどうかが今後の焦点になるとの観測が強まっています。

加えてゼレンスキーはフェドロフに対し、ウクライナの技術能力を結集しその発展を監督する別の政府職を提案したと述べており、フェドロフがその提案を受け入れたかどうかは明らかにしていません。こうした人事の流れは、国防相不在という制度上の制約と国内外の政治的圧力が交錯する中で進行しており、今回の交代劇が軍の運用や国際的支援関係にどのような影響を与えるかは今後数週間でより鮮明になる見通しです。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年7月22日
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