【見出し】
南アフリカでインフレ加速、6月の消費者物価年率は5.0%に
【本文】
南アフリカの消費者物価上昇率は6月に年率で5.0%へと加速し、5月の4.5%から上昇したことで、中央銀行の目標である3%を大きく上回る厳しい水準となりました。
Statistics South Africaは、輸送が消費者物価指数(CPI)の年次および月次変動に対する最大の寄与要因であり、これは主に原油高に伴う燃料価格の上昇に支えられていると指摘しており、その結果として物価全体を押し上げているとの見方を示しました。
同局のデータによれば、過去12か月で燃料価格は34.3%上昇しており、品目別ではディーゼルが50.8%上昇、ガソリンが31.7%上昇したと明らかにしており、6月の小売ではガソリンが1リットル当たりR1.43(セント)上昇、ディーゼルは等級により1リットル当たりR2.62からR3.25上昇したと報告しています。
ケリー氏は、燃料価格の上昇が旅客輸送のインフレに波及していると説明し、旅客輸送は6月に月次で8.1%の上昇を記録したほか、輸送部門の年次率は5月の9.4%から6月には12.7%へと加速したと述べています。
一方で食料品のインフレは鈍化しており、6月の食品関連の年次上昇率は1.4%で5月の1.9%から低下しているとStats SAは示しており、穀物製品は5か月連続でデフレとなって全体で-15%を記録したと報告しています。
具体的には、白米が前年同月比で13.4%低下、メイズミールが5.9%減、ポリッジが1.3%減となっており、ケリー氏は肉類のインフレも引き続き下落傾向にあると指摘しました。
こうした消費者インフレの上昇は、中央銀行による追加の利上げの可能性を高めています。現行の5%という水準は政策目標の3%を大きく上回っており、金融当局にとって引き締め圧力が強まる状況が続く見通しです。