香港、金融ハブとしての地位を強化
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香港の財政長官ポール・チャンは26日、地政学的な不確実性が続く局面においても、継続的なイノベーションと国際的な協力を通じて香港が国際金融ハブとしての役割を一層強化しているとブログで表明しました。
チャン氏は自身の投稿で、国際金融センターとしての機能と実体が強化・拡充されていると述べ、昨年の好調な業績を踏まえ2026年初め以降も香港が世界のIPO資金調達をリードしていると指摘し、先週時点で香港証券取引所におけるIPOによる資金調達が1,400億香港ドルを超え、3月以降の1日当たり平均売買代金が2,800億香港ドルを上回っていると明らかにしました。
また、チャン氏は香港が国際的な金取引市場の育成にも積極的に取り組んでいると強調し、現物金の償還に対応するこれまでで最大規模の金ETFが先週デビューしたことを挙げつつ、こうした商品設計や取引インフラの整備が現物流通や決済を含む金の産業とバリューチェーンの構築に寄与するとの見方を示しました。
加えて、チャン氏は香港が世界の20の取引所と相互承認協定を締結して二重上場を促進し、より広範な市場協力のネットワークを築いていると説明し、現在ブルサ・マレーシアを認定取引所のリストに加えることを積極的に検討して新たな資本や上場の供給源を呼び込む条件整備を進めていると述べました。
こうした発表は、変化する地政学的環境がもたらす課題を抱えながらも、香港がイノベーションと国際協力を通じて成長の機会を開こうとする取り組みを改めて示した形であり、一連の動きは香港の国際金融センターとしての競争力強化という現状を改めて鮮明にしたと言えます。