イラン外相、モスクワ訪問前に協議のためパキスタンへ再訪
イランのアラグチ外相は26日、モスクワ訪問を前に協議調整のため再びパキスタン入りし、イスラマバードで関係当局と面会する見通しです。
アラグチ氏は日曜午後、ヌール・カーン空軍基地に到着し、パキスタンの内務大臣モフシン・ナクヴィ氏とイスラマバード駐在イラン大使レザ・アミリ・モガダム氏に迎えられたもので、これは過去48時間で同国を訪れたイランのトップ外交官として二度目の入国に当たり、同氏は到着後に地域情勢を巡る一連の協議に臨む予定だとIRNAは伝えています。
先に、外相の代表団の一部はイスラマバードでの会談後に、米国・イスラエルによる戦争に関連する問題について指示を仰ぐためテヘランに一時帰還し、イスマグチ氏に日曜夜にイスラマバードで合流してモスクワ訪問に出発することが期待されていたと報じられており、今回の再訪はそのプロセスを経て改めて連携を図る形です。
アラグチ氏は三か国訪問の開始にあたり、金曜夜に代表団を率いて最初にイスラマバードに入り、パキスタン陸軍参謀長アシム・ムニール氏、首相シャバズ・カーン氏、外相イシャーク・ダル氏と個別に会談したうえで土曜夕方まで滞在しており、これらの会談では安全保障や地域の緊張に関する意見交換が行われたと報じられています。
その後アラグチ氏は夜間にイスラマバードを離れてムスカットへ向かい、同地でオマーン国王ハイサム・ビン・ターリク氏や外相バドル・ビン・ハマド・アル=ブサイディ氏と会談し、二国間関係の強化と現在の地域情勢の分析が議論の焦点になったということです。
アラグチ氏はこの後モスクワへ向かう予定であり、今回の再訪と一連の会談は外交的な連携を深めつつ地域情勢に関する協議を継続する狙いがあると受け止められます。