中国が国内建造で最大のLNG運搬船を引き渡し
南京発、4月26日――中国はこの日、自国で設計・建造したこれまでで最大の液化天然ガス(LNG)運搬船を正式に引き渡し、クリーンエネルギー輸送に向けた大型船舶建造の新たな一歩を刻んだ形です。
造船所の発表によりますと、同船「Celsius Georgetown」はChina Merchants Heavy Industry (Jiangsu) Co., Ltd.のドックで午前10時50分に引き渡しを完了したうえで、国境検査官が事前に船に乗り込み通関手続きを迅速化し、有利な潮汐条件を活用して適時かつ安全にシンガポールへ向けて出航したということです。
同船は全長298.8メートル、幅48メートルでLNG輸送能力は18万立方メートルという大型仕様であり、二燃料の低速推進システムを搭載するとともに、摂氏マイナス163度の極低温で天然ガスを液化した状態で運ぶよう設計されているため、その技術的複雑さから「王冠の宝石」と呼ばれてきた領域に挑む船です。
China Merchants Heavy Industry (Jiangsu) Co., Ltd.の大型LNG船プログラムマネージャーのLu Jinlong氏は、同社がこの種の船を合計6隻受注しており、残る5隻は現在建造中であると説明したうえで、2隻目はおよそ3か月で引き渡される見込みだと述べました。
こうした引き渡しは、長年にわたり少数の世界的造船業者が支配してきたLNG船建造の分野における中国側の能力の到達を示唆しており、クリーンエネルギー輸送を巡る供給網の多様化という観点でも注目される形です。