南アフリカ、国家AI政策草案を撤回 参考文献に架空出典が混入
南アフリカの通信・デジタル技術大臣ソリー・マラツィ氏は日曜日、同国がまとめた国家人工知能(AI)政策の草案を撤回したと発表し、撤回の理由として参考文献リストに「さまざまな架空の出典」が含まれていたことが内部レビューで判明したと説明しました。
同省が日曜に公表した声明によりますと、内部レビューの結果、不規則性が確認され、最も妥当な説明は適切な検証を伴わずにAI生成の引用が含まれていたことであると認められ、こうした事態が起きるべきではなかったと同大臣は述べています。
マラツィ大臣は、この失敗を単なる技術的問題と切り捨てることはできないと強調し、草案の整合性と信頼性が損なわれたとの認識を示したうえで、人工知能の利用には厳格な人間の監督が不可欠であることが改めて示されたと指摘しました。
同大臣はまた、この出来事を謙虚に受け止める教訓であると述べ、国民に対しては問題を相応の重大性をもって扱っていることを保証したいと表明し、草案作成と品質保証に責任のある者に対しては結果に応じた措置が取られるだろうと述べています。
今回の撤回は、政策文書の裏付けとなる参考文献の信頼性が政策全体の受容性や正当性に直結するという点を浮き彫りにしており、同省は関係者の調査と検証体制の見直しを進めるとみられます。