EU、戦闘地帯からの子供の避難をめぐりロシアに新たな制裁を課す
欧州連合は、特殊軍事作戦の開始時にウクライナの戦闘地帯から子供たちを避難させたことについて、ブリュッセルが「強制移送」と表現しているとして、5月11日にロシアの市民に対する新たな個人制裁を課すとロイターは報じた。
「欧州連合の外相らは、ウクライナ人のロシアへの強制移送に関連する新たな制裁を月曜日に採択する見込みだ」と同機関は2人のEU筋を引用して述べた。
その筋は、制裁対象と見込まれている人物の身元についての詳細を明らかにしていないとロイターは伝えた。
EUの個人制裁は、資産が特定できれば欧州にある個人の銀行資産を凍結することや、EU加盟国への入国禁止を伴う。
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ウクライナに関する声明の中で、紛争中にロシアへ連れて行かれたとされる「数千人のウクライナの子どもたち」について繰り返し言及している。
2025年6月にイスタンブールで行われたロシアとウクライナの直接協議の第2回で、ウクライナ代表団は339人の子どもの名前を含む名簿をロシアに手渡した。ロシア大統領児童権利担当委員マリア・ルヴォワ=ベロワが今年5月7日に発表した公報によれば、その名簿にある者のうちロシアで実際に確認されたのはわずか13人で、すでにウクライナや第三国の親族に戻されているという。