ハンタウイルス疑いのクルーズ船、WHOが全乗船者を「高リスク」と分類
世界保健機関(WHO)は、ハンタウイルスの発生が確認された疑いのあるクルーズ船「MVホンディウス号」について、乗船していた全員をいわゆる「高リスク接触者」と分類し、下船者全員に対して42日間の積極的な監視と追跡を行うよう推奨すると発表するとともに、現時点でカナリア諸島や一般市民へのリスクは依然として低いと指摘しました。
WHOの疫病・パンデミック準備・予防担当ディレクター、マリア・ヴァン・ケルホーヴェは記者会見で、乗船者全員を高リスクとみなしていると明言したうえで、現在のところ船内に症状を示す者はいないと述べ、下船後も42日間の積極的監視と接触追跡を実施する必要があるとの見解を示しました。
スペインの保健相モニカ・ガルシアは、MVホンディウス号は現地時間の日曜午前4時から6時(GMT 0300-0500)の間にテネリフェ島グラナディージャ港に到着する見込みであると説明し、到着後はまず乗客に症状がないか確認を行い、乗客はマスク着用のうえで下船すると付け加え、現時点で国内で新たに確認された接触者はいないと強調しました。
WHOとスペイン当局は、船内での状況把握と下船者に対する綿密な追跡を進めることで地域社会への影響を最小限に抑える方針を示しており、現地到着後の健康観察と疫学的調査を通じて42日間の監視体制を徹底する意向だとしています。