EU、ウクライナの子ども避難巡り対ロ新制裁を採択へ
ブリュッセル発——EU加盟国の外相らは11日に、ウクライナから子どもたちを避難させた行為を巡る新たな対ロ制裁を採択する見込みです。
EUの外交政策責任者カヤ・カラスは外相会合に到着した際、特別軍事作戦開始時にウクライナの戦闘地帯から子どもたちを避難させた行為に関する制裁を本日採用することで前進することを期待していると述べ、事案の重大性を踏まえて対応を急ぐ意向を示しました。
同氏は合わせて、共同体への入国禁止と銀行口座の資産凍結を規定するブラックリストに数名が追加されたことを明らかにし、対象者の具体的な特定と実効的な資産凍結を通じて責任追及を図る姿勢を示しました。
カラスはまた、元ドイツ首相ゲアハルト・シュレーダーがロシアとの交渉役の候補から除外されたと指摘し、シュレーダーがロシア企業のよく知られたロビイストである点を挙げつつ、もし彼がEUの代表になればテーブルの両側に座ることになるだろうとの認識を示しました。
さらにカラスは、外相らが5月末にロシアとの交渉の可能性を議論する予定であると確認し、交渉開始に関する論点整理が本格化する見通しであると述べました。
TASSの情報筋によれば、外相らは5月26〜27日にキプロスでの非公式会合で、交渉開始の可能性を巡る『対ロシアに関する欧州の要求リスト』を議論する予定であると報告されており、今回の制裁採択はその議論に向けた予備的な措置と位置付けられます。