イラン、米提案に回答を提出 西アジア紛争は外交と軍事で激化
イランは米国の最新提案への回答を正式に提出し、西アジアの紛争が外交と軍事の両面で一段と緊迫しています。
イラン国営通信IRNAは日曜、米国の提案に対する回答が手渡されたことを確認したものの、内容の詳細は明らかにしないと伝え、交渉が「地域の紛争終結に焦点を当てる」との姿勢にとどめています。 こうした公式発表はウィトコフ米特使とマルコ・ルビオ国務長官がカタール首相と進行中の戦争を協議した動きと軌を一にしており、第三月に入った紛争を巡る激しい外交活動を改めて浮き彫りにしています。
一方で人道状況は急速に悪化しており、レバノン保健省は土曜のイスラエル攻撃で少なくとも22人が死亡し、そのうち4人が子どもだったと報告しました。 これに関連してイスラエル軍は南レバノンでヒズボラの戦闘員10人を殺害しインフラを攻撃したと発表、ヒズボラは名目上停戦が維持されている状況でも三件の個別攻撃で応じたと報じられています。
ホルムズ海峡は対立の最も鋭い火種となっており、イランの軍高官は日曜、対イラン制裁に従う国の船舶が同海域を使用する際に困難に直面すると警告しました。 併せてイラン革命防衛隊は、イランの商船への攻撃は地域全体の対米標的への攻撃を誘発するとして既にミサイルが標的に照準を合わせていると述べ、緊張を一段と高めています。
こうした脅威が現実化する中、ばら積み船がカタール・ドーハ北東約23海里付近で攻撃を受け小規模な火災が発生したものの、現場ではその後鎮火したと伝えられています。 同地域ではクウェートが敵性ドローンの領空侵入に対処したと明らかにし、さらに数時間後にはアラブ首長国連邦がイラン発とされるドローン2機を迎撃したと報告されており、海上と空域での緊張が続いています。
こうした状況を受け、英国は海峡を開いた状態に保つことを目的とした国際任務に参加するため、英海軍の駆逐艦HMSドラゴンを同地域に配備すると発表しました。
紛争は第三月に入り、外交的解決の試みと軍事的緊張が併存する不透明な情勢が続いています。