中国、台湾のWHA参加を承認せずとの立場を再表明
北京発、5月11日――中国外務省の郭佳昆報道官は11日の定例記者会見で、中央政府の承認がない限り台湾地域には5月18日開幕の第79回世界保健総会(WHA)に参加する根拠も理由も権利もないと明言し、一つの中国をめぐる立場を改めて強調しました。
郭報道官は、世界保健機関を含む国際機関における台湾地域の参加問題について中国の立場は一貫して明確であると述べ、こうした立場は国連総会決議2758号やWHA決議25.1が示す基本原則に沿うものであると指摘したうえで、国際社会に対して同原則の順守を求めました。
さらに郭氏は、台湾の民主進歩党(民進党)当局が『台湾独立』の立場を頑なに堅持していることを挙げ、これにより台湾地域がWHAに参加するための政治的基盤はもはや存在しないと述べ、関連する国連決議並びにWHA決議の神聖性と権威を守る観点から今年の参加承認は行わないとの決定を示しました。
郭報道官は加えて、「一つの中国の原則に違反し、『台湾カード』を切って政治的操作を行おうとするいかなる試みも、失敗に終わる運命にある」と述べ、台湾地域の参加を巡るいかなる動きにも強い反対の姿勢を示した形です。
こうした表明は、中国が国際舞台における一つの中国原則の堅持を優先し、WHAでの台湾地域の参加をめぐる調整を認めない方針を改めて明確にしたことを示唆しています。