国家的災害指定で対応を強化—南ア、複数州を深刻な気象事象の対象に
政府は10日、南アフリカ国内の複数州で観測されている深刻な気象状況を国家的災害に指定し、被災対応の体系的強化を図ると発表しました。
COGTA(協同統治・伝統問題)省のスポークスパーソン、レガディマ・レソ氏は、この指定は2026年5月4日以降に西ケープ州、ノースウェスト州、フリーステイト州、東ケープ州、北ケープ州、ムプマランガ州全域で観測された大雨、洪水、雷雨、破壊的な強風および降雪を含む広範な深刻な気象状況を受けたものであると説明しました。
国家災害管理センターは、今回の指定により政府が調整を強化し、中央と地方のあらゆるレベルで進行中の対応および復旧努力を強めることが可能になり、資源配分や人員派遣の迅速化が期待されると述べました。
影響が及んでいるのは西ケープ、東ケープ、ノースウェスト、フリーステイト、北ケープ、ムプマランガの各州であり、州をまたぐ被害の広がりが今回の国家的指定につながったとされています。
北ケープ州首相ザマニ・サウル博士はこの決定を歓迎しており、同氏のスポークスパーソンであるナレディ・ガオセクウェ氏は、今回の宣言が既に進行中の支援プログラムを強化するのに役立つとの見解を示しました。
気象面では、強い嵐の前線が月曜日に西ケープ州に上陸し、火曜日まで続く見込みで、一部沿岸地域では高さ6メートルから8メートルに達する高波や最大で時速140キロに達する突風を伴う暴風が発生する可能性があるとされています。
当局の説明によれば、今回の事象は二つの寒冷前線のうち最初の一つが日曜日に上陸したことに端を発しており、こうした前線の連続的な通過が海況の急変や沿岸での高潮のリスクを高めているとのことです。
南ア気象局(SAWS)は多雨、非常に強い風、荒れた海況および沿岸での高潮の可能性を予測しており、これに基づき警戒情報を発出しています。
州災害管理センターのスポークスパーソン、ソンジャ・チニアン氏は、捜索救助チームを前方配置し、エスコムの迅速対応ユニットも待機させるなど関係当局が道路や峠の監視を続けていると述べ、被害把握と救援の優先順位付けに努めているとしました。
SABC Newsは10日、今回の国家的災害指定に関する映像をツイッターに投稿し、現地の状況を伝える短い動画を配信しました。
国家的災害の指定により資源と権限の集中が可能となる一方で、当面の荒天が続く見通しの中、各州は被害の拡大防止と迅速な復旧に向けた対応を継続的に迫られている状況です。