Eskom、寒波下でも系統安定を維持 ディーゼル支出を80%超削減
Eskomは寒波で需要が増した先週の夕方でも電力網が安定していると金曜日に報告しました。
Eskomは5月8日の声明で、2026年4月1日以降のディーゼル支出がR469.24 millionにとどまり、前年同期間のR2.436 billionに比べて80.74%の削減を示したと明らかにしました。
同社はこの大幅削減を運用改善の成果と説明しており、参考として昨年の冬の第1週だけでR1.3 billionを費やしていた事実を挙げています。
同社は需要増に対応するためオープンサイクルガスタービン(OCGT)でディーゼルを燃焼して発電しているものの、ディーゼルは石炭に比べて著しく高価であり、Eskomの最新データでは1メガワット時(MWh)あたりの平均発電コストがR8,538と、石炭発電の十倍超に相当するとしています。
また、電力・エネルギー大臣のKgosientsho Ramokgopaは議会で、Eskomは独立系発電事業者(IPP)が運転する一定の最小量のディーゼルを燃焼する義務があると述べるとともに、主要なリスクとしてディーゼルの劣化を指摘し、時間経過で保管状態が悪化するとタービン使用の安全性が損なわれると説明しました。
Eskomは2026年ウィンター見通し(期間は2026年4月1日〜8月31日)で、計画外の発電停止を12,000MW未満に維持する計画を掲げており、その前提の下で今冬はロードシェディング(計画的停電)は発生しない見込みであるとしていますが、最新データでは5月1日〜7日の週の計画外発電停止の平均が11,593MWであったと報告しました。
同社はさらに、2025年5月16日以降、南アフリカは電力供給の中断なしで357日連続を記録しており、システム可用性は約98.9%であると述べ、これらの数値が短期的な系統安定を裏付けていると強調しました。
こうした状況は、ディーゼルの高コストを抑えつつ運用改善を継続することが今冬の安定供給確保の鍵であることを改めて示唆しています。