失業率32.7%へ上昇、南アフリカの雇用市場に深刻な圧力
南アフリカの公式失業率は2026年第1四半期に32.7%へ上昇し、Statistics South Africa(Stats SA)が公表した最新の労働力調査が労働市場に深刻な圧力を示しました。
Statistics South Africaが発表したデータによると、公式失業率は前四半期の31.4%から1.3ポイント上昇して32.7%となり、同時に就業者数は34万7千人減少して1680万人となりました。
失業者数は30万1千人増の810万人に達し、こうした動きは運輸、社会サービス、建設の各セクターで確認された雇用の減少を反映しています。
同期間に求職を諦めた「discouraged job‑seekers」は17万8千人増の390万人となり、就業可能だが現在求職中の「other available job‑seekers」は5万5千人増の91万人、就業可能だが求職できない「unavailable job‑seekers」は6千人増の4万9千人となりました。
これらの増減は、労働力人口の一部が市場から事実上離脱する一方で、就業を望む潜在的な労働力が依然として膨張していることを示しており、今回の失業率上昇は統計上の変動にとどまらず、求職の断念やセクター別の雇用後退といった構造的な課題を改めて浮き彫りにしています。
Stats SAは5月12日にツイッターで今回の数値を公表しており、今後の四半期での推移が労働市場の実態把握と政策対応の観点から注目されます。