米、IRGC関与でイラン産石油の対中取引に関与した12人・団体を制裁
米財務省は月曜、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)を代理して中国向けにイラン産石油を販売・出荷することに関与したとして、12人と複数の団体に対して外国資産管理局(OFAC)制裁を科したと発表しました。
財務省の発表は、対象となった個人・企業が具体的に中国への石油販売や出荷の手配に関与していたと主張するとともに、制裁は当該の金融・物的ルートを遮断するための措置であると説明しています。
ワシントンは、IRGCが石油輸出における役割や収益のイラン本国への移転を隠すためにフロント企業を使用していると非難しており、財務省はさらに、こうした石油収入が軍事能力の強化、抵抗勢力への支援、及び治安機関への資金供給に充てられていると断じています。
スコット・ベッセント財務長官は、イランの軍事・核計画に関連する財源を奪うことを目的に米国の経済圧力キャンペーンは継続されるとの認識を示し、経済制裁がその中心的手段であり続けるとの立場を改めて表明しました。
今回の制裁は、トランプ政権がテヘランとの外交や潜在的な合意について公に言及を続ける局面で発表されたものであり、多くのアナリストはこの状況をワシントンの『最大圧力』政策との矛盾として指摘しているため、制裁と交渉の同時追求が不信を深めるとの懸念が広がっています。
観測筋は、米国が外交を掲げつつも戦争で達成できなかった目的を交渉で得ようとして経済圧力を強化し続けていると述べ、アナリストらも二重路線は緊張緩和につながる可能性が低く、両側の真の理解に到達する努力をさらに複雑化させるリスクが高いとの見方を示しています。
さらに報道は、米国がイスラエル政権とともに2月28日にイランに対して侵略戦争を開始し、同日にイスラム革命の指導者アヤトラ・セイエド・アリー・ハメネイの暗殺が行われ、戦争初日には数名の主要指揮官も暗殺されたと伝えています。