サルマートICBMの試験成功を報告、プーチン氏は配備年内を断言
モスクワ、5月12日 — ロシア軍はサルマート大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験が成功したと大統領に報告し、国家元首は軍に祝意を表しました。
戦略ロケット軍司令官セルゲイ・カラカエフは大統領への報告で、サルマート発射器の配備が地上配備型の戦略核戦力の戦闘能力を大幅に強化し、目標破壊を保証して戦略的抑止任務を遂行すると説明したうえで、試験結果が設計および技術的解決策の正当性を確認し、ミサイルシステムが規定の品質適合特性を達成する能力を実証したと指摘しました。
カラカエフはさらに、サルマートが旧ソ連製のヴォイェヴォーダ(Voyevoda)システムを射程や戦闘能力の面で上回るものであり、固定井戸式の大陸間弾道ミサイルシステムとして前任機を代替する形で開発されていると述べ、特に射程と投射重量、発射準備態勢、そして既存および将来のミサイル防衛を突破するための対抗手段において優位性があると強調しました。
配備時期についてはカラカエフが、このシステムを装備する最初のミサイル連隊を(報告によれば)2026年末までに戦闘配備できる見通しだと述べた一方で、プーチン大統領は会談でサルマートは「今年末までに戦闘配備される」と改めて断言し、同大統領はこのミサイルが弾道軌道のみならず準軌道飛行も可能であるとして射程が3万5千キロを超えると指摘し、その結果として精度や既存・将来のあらゆるミサイル防衛を貫通する能力が高まると述べました。
プーチン氏はまた、配備される弾頭の総威力は西側の同等品のおよそ4倍以上に相当するとの認識を示し、ロシアは採択した核戦力開発プログラムを段階的に実施していると述べるとともに、陸上配備型中距離極超音速弾道ミサイル『オレシュニク』は核弾頭搭載が可能であり、2025年から戦闘配備が見込まれていると説明しました。
今回の報告では、さらに小型原子力動力ユニットを備えた二つのシステム、すなわちポセイドン原子力無人水中航行体と全球射程巡航ミサイル『ブレヴェストニク』に関する作業が最終段階にあるとされ、プーチン氏はこうした抑止力強化の取り組みは2000年代初頭から継続していること、2002年の米国によるABM条約離脱を受けて新たな現実の中で戦略的安全保障と勢力均衡の維持を図る必要が生じたとの経緯を振り返りました。
ロシア側の発表は、技術的評価と配備計画の前倒しという強い確信を示すものであり、こうした一連の動きは各国の戦略的安全保障に関する現状認識を改めて浮き彫りにした形です。