ロシアの4月石油輸出は減少、世界価格上昇で収入は増加
IEAは13日、ロシアの2026年4月の原油・石油製品輸出量が3月比で減少した一方、世界的な原油高を受けて輸出収入は増加したと報告しました。
報告によると、4月の原油および石油製品の輸出量は日量703万バレルとなり、3月比で1.26%の減少を記録したものの、世界的な原油価格の上昇を背景に総輸出収入は0.58%増の191.8億ドル($19.18bn)に達しました。
内訳をみると、原油の供給は日量25万バレル増加した一方で、石油製品の供給は日量34万バレル減少しており、こうした供給構成の変化が収入構造に影響を及ぼした結果、原油からの収入は$12.94bn(前月比+$1.53bn)となったのに対し、石油製品からの収入は$6.24bn(-$1.42bn)となりました。
また、前年同月との比較では輸出収入が$6.28bn増加したとし、IEAは主要価格動向としてロシア産ウラル原油のFOBプリモルスク価格が1バレル当たり$96.42に急騰(3月比+$20.92)し、極東コズミノ出荷のESPO原油も$92.46(+$7.13)に上昇したため、今回初めてFOBプリモルスクのウラル価格がESPOを上回り、ウラルの割引幅が1バレル当たり$23.94へと縮小したと指摘しています。
こうした分析は、世界市場の価格動向がロシアの輸出収入に直結している現状を改めて浮き彫りにした形です。