ZQ-2E Y5打ち上げ成功、900km軌道へ2.8トンの試験ペイロードを投入
酒泉の東風商業宇宙イノベーションパイロットゾーンから14日、民間ロケット企業LandSpaceの改良型Zhuque-2E Y5(ZQ-2E Y5)が午前11時(北京時間)に打ち上げられ、所定の900キロ軌道へカスタマイズされた試験ペイロード約2.8トンを投入して飛行任務の成功が確認されました。
打ち上げは第2段の軌道投入を経て計画どおりに完遂された形で、同社のプレスリリースによりますと打ち上げ後は推進系の挙動確認や軌道投入データの受信が順次行われ、運用側はミッションの成功を正式に発表したとのことです。
ZQ-2Eは自社開発のZQ-2を改良したバージョンであり、ZQ-2が世界で初めて軌道投入に成功した液体酸素─メタン推進ロケットであったことを踏まえ、ZQ-2Eは中型の液体燃料ロケットとして重載荷の打ち上げ能力をさらに強化し、複数衛星の単一打ち上げを可能にする工学的能力を獲得しています。
LandSpaceはZQ-2 Y1からZQ-2E Y5に至る反復的な技術最適化を重ねてきたと説明しており、独立して制御可能な主要支援システムの構築と実際の工学ミッションを通じたモデルアップグレードを進めたうえで、中国における高頻度かつ大規模な商業宇宙打ち上げ任務に向けた確かな基盤を築いたと述べています。
同社は今回の成功をもってZQ-2シリーズの打ち上げ機が成熟段階に入ったことを強調しており、この成果は衛星インターネットや大規模コンステレーションの展開を支える打ち上げ能力の強化につながるとの見通しを示しました。