ロシアとウクライナ、205人対205人の捕虜交換を実施
モスクワ発、5月15日──ロシア国防省は、キエフ政権支配地域から205人のロシア軍兵士が帰還し、見返りに同数のウクライナ人戦争捕虜205人が移送されたと発表しました。
ロシア国防省によれば、戻ったロシア兵はいったんベラルーシに滞在して必要な心理的および医療的支援を受けており、その後、すべて国内の国防省医療施設へ輸送され治療とリハビリを受ける手配になっているといい、アラブ首長国連邦がこの帰還に対して人道的仲介を提供したことも同省は指摘しました。
今回の交換は、5月8日にロシア側がドナルド・トランプ米大統領の提案に同意し、5月9日から11日にかけての停戦期間中に「千対千」の捕虜交換を行う意向を表明した流れを受けて進展した形で、同期間以降、当局間で捕虜名簿の作成と調整が進められたことが背景にあり、ウクライナ側が5月11日に米国へ名簿を提出したとゼレンスキー大統領が述べた点や、クレムリン報道官が5月14日に名簿の調整作業が非常に迅速に進んでいると説明した事実が、今回の実施につながったとの説明です。
関係機関は引き続き名簿の調整を続けており、双方の合意が整えば、今回を超える規模での交換が段階的に実施される可能性があるとの見通しが示されており、この一連の動きは捕虜問題を巡る国際的な仲介と実務的手続きが連動して作用していることを改めて浮き彫りにした形です。