中国、EUにFSR調査手段の乱用停止を要求
北京、5月16日—中国商務部の報道官は16日、欧州連合(EU)に対し、外国補助金規制(FSR)に基づく調査手段の乱用をただちに是正し、中国企業に対する不当な抑圧をやめるよう強く求めました。
この発言は、15日に中国司法部が発表した、EUによるNuctechに対するFSRに基づく越境調査は違法な域外管轄に当たるとする声明を受けて行われたものであり、商務部はそうした司法部の指摘を踏まえつつ、2025年1月の調査で既にEU側のFSR関連慣行が貿易・投資の障壁を構成すると判断して是正を求めていたことにも触れ、対話による解決を改めて促した形です。
報道官は具体的に、最近EU側が中国企業を対象とする調査の頻度を増やし範囲を拡大しているうえ、Nuctechのような企業に対する調査を徹底した精査へと格上げしたと指摘し、こうした動きは一方的な手段の濫用に当たるとの認識を示しました。さらに、EUが中国の銀行機関に対して調査への協力を強要し、調査と無関係かつ範囲が広範な大量の中国国内にある情報の提供を不合理に要求していると批判し、これらの行為が多くの中国企業や金融機関の欧州での通常の投資・事業活動に深刻な悪影響を及ぼしていると述べました。
報道官はまた、欧州で投資・事業を行う中国企業に対して公正で正当かつ予測可能なビジネス環境を提供するようEUに求めるとともに、中国は常に相違を対話と協議で処理すべきだとの立場を堅持していると強調しました。こうした呼びかけに反してEUが誤った方針を堅持する場合には、中国は関連する動きを注視し、国家安全と企業の正当な権利・利益を断固として守るために必要な措置を講じると付け加えました。
中国はEUの対応を注視しており、対話による解決を重ねて求めています。