ホーム インド マハーラーシュトラ州、農家ローン免除で約7.7兆ルピー予算案提示 無償電力やAI活用

マハーラーシュトラ州、農家ローン免除で約7.7兆ルピー予算案提示 無償電力やAI活用

マハーラーシュトラ州、農家ローン免除で約7.7兆ルピー予算案提示 無償電力やAI活用

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

農家ローン免除を軸にRs 7.69 lakh croreという巨額予算案がマハーラーシュトラ州議会で提示された。農村支援と地下鉄・高速道路といった大型インフラ投資が並ぶ一方で、収入不足や歳出圧力がちらつく。これらの施策は成長をもたらすのか、それとも財政の重荷となるのか──この動きが意味するものとは。

マハーラーシュトラ州、農家ローン免除を軸にRs 7.69 lakh croreの予算案を提示

マハーラーシュトラ州のデヴェンドラ・ファドナヴィス首相は金曜、州議会で2026–27年度の歳出総額をRs 7,69,467 croreとする予算案を提示し、作物ローンを1人当たり最大Rs 2 lakhまで免除する方針を明らかにしました。

予算案は収入不足をRs 40,552 crore、財政赤字をRs 1,50,491 croreと見込み、当会計年度の歳入をRs 6,16,099 crore、歳出をRs 6,56,651 croreと想定しており、首相はこれらをGSDP比でそれぞれ1%未満、3%未満に抑えたと説明しました。

また、2025–26年度の修正見積もりでは歳入がRs 6,01,789 croreと当初見積もりのRs 5,60,964 croreを上回り、同年度の歳出はRs 7,55,920 croreに達して当初予算のRs 7,00,020 croreを上回ったことも示され、財政の伸びと支出圧力が浮き彫りになりました。

予算の目玉の一つである「Punyashlok Ahilyabai Holkar Farmers’ Loan Waiver Scheme」では、2025年9月3日時点での作物ローン残高を対象に1人当たり最大Rs 2 lakhまでの免除が実施されるとされ、農家支援を優先する姿勢が明確になりました。

政府はまた、最大7.5 HPの水ポンプを使用する農家への無償電力供給にRs 20,000 croreを配分すると明記し、合わせて人工知能を活用したパイロットプロジェクトを75の村で開始して天候パターンや作物動向、土壌の健康に関するリアルタイム情報を農家に提供し生産性を高める計画も打ち出しました。

インフラ面では州を「シームレスなマルチモーダル・ハブ」に転換する構想を掲げ、2047年までに1,200 kmの地下鉄網と6,000 km超の高速道路網を整備する計画を盛り込み、ムンバイ–プネ高速鉄道回廊には専用資金と迅速な実行が提案されました。

ムンバイの混雑対策としてはセウリ–ウォーリ連絡路を2026年9月までに完成させ南ムンバイを2028年までにサムルッディ高速道路へ接続する見込みを示し、さらに渋滞緩和のためムンバイとプネに地下トンネルを建設する計画も盛り込みました。

経済の多角化と成長促進ではワダラの130エーカーにスタートアップ・イノベーションセンターを整備し、MSMEs向けにエンドツーエンド支援のため新たなコミッショネレートを設置するとともに、ムンバイ大都市圏、プネ、ナグプールには今後5年間で合計Rs 5,000 croreの投資を注入して主要な成長ハブに育成する方針を示しました。

社会福祉では旗艦施策Ladki Bahin Yojanaの継続を表明しつつ、財政規律と真の受益者特定のために検証作業を進めると述べ、農村住宅向けプラダン・マントリ・アワス・ヨージャナ(グラミン)にはRs 33,410 croreを計上し屋根据え付けの太陽光発電導入を義務付ける方針も打ち出しました。

首相は1時間24分に及ぶ予算演説で「Viksit Maharashtra 2047」のロードマップを示し、2030年までに1兆ドルの経済、2047年までに5兆ドルの経済を目指す長期戦略を掲げ、ヴィダルバ地域のラムテークに新たなフィルムシティを整備して娯楽産業の分散化も図る意向を示しました。

今回の予算は農家支援と大規模インフラ投資を柱に掲げる一方で、収入不足と歳出増が財政的な課題を突きつけており、政府はGSDP比での抑制を強調しながらも実行力と資金配分の精査が今後の焦点となりそうです。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年5月18日
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