イラン大統領、地域協力でテロ・侵略に対処を呼びかけ
イランのペゼシュキアン大統領は日曜日、訪問中のパキスタン内務大臣サイード・モーシン・ナクヴィ氏との会談で、テロリストや侵略的勢力に対処するための地域協力を強く呼びかけました。
会談では、宗教的、文化的、戦略的な共通点を基盤にイスラム諸国が結束と融合に向かうべきだと強調し、相互の利益に沿った二国間協力の継続と深化が重要であると訴えたうえで、結束が深まるほど覇権的勢力による介入や侵略の可能性は低くなるとの認識を示しました。
こうした発言に際してペゼシュキアン氏は、米国とシオニスト政権が分断をもたらす計画を通じてイスラム諸国を互いに争わせ、不信を生み出そうとしてきたと非難し、国家の北西部および南東部から武装したテロリスト要員を浸透させるとの反イラン陰謀に言及したうえで、隣国間の協力こそがイラン領土の悪用を防ぐとの見解を示しました。
また大統領は、特にシャバズ・シャリフ首相とアシフ・ムニール陸軍参謀総長による仲介を含むパキスタン政府の停戦仲介とそのフォローアップに対する感謝の意を表し、こうした外交的・政治的努力が西アジア地域における平和、安定、恒久的な安全の強化につながることを期待すると述べました。
加えてペゼシュキアン氏は、米国・イスラエルの侵略とそれに伴うイスラム革命指導者や高官、閣僚、学生、市民の殉教をあらゆる人道的、法的、国際的基準に反する重大な犯罪と位置付け、この侵略の主要目的は体制の不安定化と打倒であったと指摘しつつ、イラン国民は結束と威厳、忠誠をもってこうした陰謀に立ち向かっていると強調しました。
一方でペゼシュキアン氏はパキスタンによる国境貿易と経済協力の措置を称賛し、最近の事態が両国を経済、科学、文化分野での二国間関係拡大に一層近づけたと述べたのに対し、ナクヴィ内務大臣は会談を喜ばしく受け止めると表明し、停戦と緊張緩和を支援するイスラマバードの努力に言及して両国関係の歴史的、文化的、人的交流の深さを改めて強調しました。
こうした協力の強化は、地域における恒久的な平和と安全、安定の確立への道を開くとの認識を両首脳が共有した形です。