トランプ、イランへの大規模攻撃を一時停止 交渉継続へ
米大統領ドナルド・トランプは18日、イランがワシントンに新たな和平案を送ったことを受けて、米国とイスラエルによる戦闘行為を終結させる合意を目指す交渉を可能にするため、翌日に予定していたイランへの大規模攻撃を一時停止したと表明しました。
トランプは同時に、受け入れられる合意が得られない場合に備えて軍にいつでも大規模攻撃を実行できるよう準備するよう指示したと述べ、カタールやサウジアラビア、アラブ首長国連邦の指導者らが非公開で攻撃延期を求めたとも投稿しました。
パキスタンの情報筋は、イスラマバードが最新の提案をワシントンと共有したと確認するとともに、先月以来パキスタンが仲介を務めていることを改めて示し、同筋は進展は困難だと示唆して『両側は引き続き自分たちのルールを変えている』と述べ、時間があまりないと付け加えました。
イランの高官筋は、今回の提案が先週トランプ氏が『ゴミだ』として退けた以前の案と多くの点で似ていると説明する一方、当面の焦点は戦争の終結確保とホルムズ海峡の再開、海上制裁の停止に置かれ、核問題は後続の交渉ラウンドに先送りするとの方針を示しました。
イラン筋はまた、米国が外国の銀行に保有される凍結資金の約4分の1、数十億ドル規模の解放で合意したと述べ、国際原子力機関(IAEA)の監督下でいくつかの平和目的の核活動を継続することを米国が認める方向で柔軟化したと伝えましたが、米当局は交渉のいかなる点についても合意に達したことを確認していません。
一方で、イランの通信社タスニムは匿名の情報筋を引用して、交渉が続いている間に米国がイランに対する石油制裁を停止することで合意したと報じたものの、身元を明かさない米当局者は同報道を虚報だと否定しており、実務面ではなお不確実性が残る状況です。
米国とイスラエルによる空爆に続く約6週間の戦闘の後、脆弱な停戦は発効しているものの、イラクから湾岸諸国に向けたドローン攻撃が続いており、パキスタン外務省やサウジアラビアが相次いで非難や迎撃を表明するなど、地域の緊張はいまだ収まっていません。
関係国による仲介が続く中、時間が限られるなかで交渉は継続しており、合意の実現可否はなお流動的であるとの見通しです。