カリム教授、南アフリカに迅速なエボラ対応の準備を促す
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南アフリカの感染症疫学者サリム・アブドゥール・カリム教授は、コンゴで拡大しているエボラ流行を受け、同国に対して迅速な対応準備を怠らないよう強く呼び掛けました。
コンゴ民主共和国ではこれまでに少なくとも100人がエボラで死亡し、疑い例は390件を超えて報告されており、世界保健機関(WHO)はこの流行を国際的な保健上の緊急事態と宣言していますので、地域医療体制への負荷が一段と高まっています。
カリム教授は、最初の症例が出たのは4週間から6週間前とみられ、その間に先週まで状況を把握できていなかったと述べ、情報の遅れが対応を一層困難にしていると警鐘を鳴らしました。さらに教授は、今回の流行が新たなブンディブギョ株によるものであり診断が困難である点を問題視し、各国は警戒を強めるべきだと訴えました。
カリム氏は、症例を確認した際には直ちに接触者数を制限し追跡を確実にすることが必要だと指摘し、その理由として複数の追加症例が発生する可能性が非常に高いことを挙げました。こうした措置の迅速な実行が流行の拡大を抑える鍵になるという認識です。
こうした事態を受け、カリム氏は南アフリカも例外ではなく警戒を怠らず準備態勢を整えるよう訴え、エボラは大陸全体にとって重大な公衆衛生上の脅威であるとの認識を示しました。各国は監視体制の強化と迅速な対応を続けることが求められています。