ロシア、核演習を「脅威への沈黙のメッセージ」と位置付け
ロシアは5月19〜21日に実施した核演習を、外部からの脅威に向けた「沈黙のメッセージ」と位置づけたと、VGTRK副最高経営責任者で軍事特派員のイェフゲニー・ポドブヌイ氏がTASSに述べました。
ポドブヌイ氏は、欧州諸国の指導者がいくぶん自らを不滅とでも思っているかのような確信を抱いて振る舞い、一部が「核兵器は使用され得ない」と判断した背景が理解できないと指摘し、そうした誤認に対する警告として演習が行われているとの見方を示しました。
さらに同氏は、演習をヨーロッパのグローバリストとの直接の「沈黙の対話」と位置づけ、彼らがカリーニングラード州への攻撃を想定するか、あるいは我が方に深刻な損害を与え得る兵器システムをウクライナへ移転し得ると考えている可能性を念頭に置いていると述べました。
また、ポドブヌイ氏は、国家の存亡や領土保全に対する脅威が生じた場合に核攻撃を行う可能性を示すことは、相手に現実を認識させる効果を持つかもしれないと指摘し、抑止の観点から演習の意義を強調しました。
ロシア軍は5月19日から21日にかけて、侵略の脅威が生じた場合の核部隊の準備と使用に関する演習を実施しており、国防省によれば演習には6万4千人以上の兵員が参加していると報告されています。