原油急騰を受け株式市場が大幅安、センセックスは1,800ポイント超下落
月曜の国内株式市場は、原油価格の急騰と海外市場での大幅な売りを受けて大幅安で始まり、BSEセンセックスは77,056.75で始値を付け前日比1,862.15ポイント安となり、場内には強い売り圧力が広がりました。
Nifty 50は23,868.05で始値を付け582.40ポイント(2.38%)の下落となり、Nifty AutoやPSUバンク、メディア株など複数のセクターが同時に売られる中で、取引参加者のセンチメントは急速に冷え込みました。
背景には、アジアで続く紛争を受けた原油価格の約25%という急騰があり、1バレル当たり約116米ドルという水準が明らかになったことで、インフレ圧力と経済成長の先行きに対する懸念が一気に強まりました。
銀行・市場専門家のアジャイ・バッガ氏は、Gift Niftyに反映される先物値動きを根拠に、インド市場は急激な調整局面にあると指摘したうえで、原油高がGDP成長、経常収支およびインフレに直接的な悪影響を及ぼす可能性が高いとの見方を示しました。
同氏は、インドが原油需要の85%超を輸入に依存している点を挙げ、燃料の小売価格や家庭用ガス、ジェット燃料の上昇が不可避であり、塗料や航空、自動車、化学など原油派生物に依存するセクターが圧力に晒されるとの見通しを示しました。
一方で、SEBI登録アナリストでAlphamojo Financial Services創設者のスニル・グルジャール氏は、Niftyが重要な200日EMAを下回りトレンドの弱さが浮き彫りになっていると述べ、海外機関投資家の大幅売り、ルピー安、そして地政学的緊張が市場心理を重くしていると指摘しました。
同氏は、24,646を上回る持続的なブレイクアウトが強気の転機を示唆する一方で、現在のサポートゾーンを割り込めばさらなる下落につながるとの見方を示し、次の強いサポートレベルは約23,850付近だと付け加えました。
対外的な連動も鮮明で、日本のNikkei225が約7%、韓国のKOSPIが7.43%と急落し、香港や台湾、シンガポールなど他のアジア市場も概ね軒並み下落しており、世界的なリスクオフの波がインド市場にも押し寄せています。
市場関係者は、流動性の逼迫とエネルギー価格の不確実性が短期的にボラティリティを高めると警戒しており、政策対応と外部環境の推移が注目されます。