エル=ダバア原発に2号機用原子炉容器到着、建設本格化の節目に
モスクワ発、5月22日―国営ロスアトムは、エジプトのエル=ダバア原子力発電所建設現場の専用港に2号機用の原子炉容器が到着し、現地での工事が本格化する重要な節目に入ったと発表しました。
同社の声明によれば、到着した原子炉容器は「アレクサンドル・ウダロフ」と名付けられ、1号機と2号機向けの大型機器を輸送した貨物の一部を構成しており、出荷物には2号機用のVVER-1200原子炉圧力容器に加え、1号機用の蒸気発生器4基および加圧器が含まれていたと説明しており、搭載機器を含めた貨物総重量は約2,000トン、原子炉容器単体の重さは約333トンであったとしています。
ロスアトムのアレクセイ・リハチェフ総裁は、この大型機器の搬入が1号機の試運転工程への移行と2号機の建設が最盛期に入るために不可欠であると指摘し、国際的な原発建設受注の増加を受けて同社が原子力機器の量産へ移行することが可能になったとの認識を示したうえで、機械製造業者の安定した実績により国際プログラムおよびロシア国内のマスタープランの下でさらに大規模な新規発電ユニットの建設に備えられると述べました。
エル=ダバアは地中海沿岸のマトルー県にロスアトムが建設するエジプト初の原子力発電所であり、発電所は各1,200MWの出力を有する4基で構成され、ロシア設計のVVER-1200(第III世代+)原子炉を搭載する予定で、同社はこの最新技術が既に参照炉で成功裏に稼働していることを踏まえてプロジェクトを2017年12月11日に発効した一連の契約に基づいて進めているとされています。