ムーディーズ、南アフリカの見通しを「ポジティブ」に引き上げるも格付けは依然投資不適格
ムーディーズは金曜夜に発表した声明で、南アフリカのソブリン見通しを従来の「安定」から「ポジティブ」へと引き上げたと明らかにしましたが、総合的な格付け自体は依然として投資不適格のB-A-2に据え置かれており、投資適格を二段階下回っているとしています。
同機関は今回のポジティブ見通しについて、漸進的に強化されているとみなした財政実績と、構造改革への持続的なコミットメントを反映していると指摘したうえで、こうした動きを受けて債務サービスコストの改善が進めば一般政府債務の負担は間もなく安定すると見込んでいると説明しました。
今回の引き上げは見通しの評価を上向かせるものであり、とはいえムーディーズが格付けを据え置いた点は依然として重く、投資家の評価や市場アクセスの改善に向けてはさらなる実績と時間が必要だとの含意を残しているとの認識を示しました。
こうした評価の背景には、同機関が挙げる財政運営の改善と改革推進の継続性があり、これらが今後も持続すれば見通しの一段の好転や格付けの再検討を招く可能性があるとの見通しです。