ホーム ブラジル 最高裁、ヴォルカロ家父といとこ予防拘留維持 バンコ・マスター絡む捜査で2対0

最高裁、ヴォルカロ家父といとこ予防拘留維持 バンコ・マスター絡む捜査で2対0

最高裁、ヴォルカロ家父といとこ予防拘留維持 バンコ・マスター絡む捜査で2対0

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

ブラジル最高裁の第二小法廷で、ルイス・フックス判事がヴォルカロ家の父ヘンリケ氏といとこフェリペ氏らの予防拘留維持に賛成し、暫定的に2対0の採決が成立しました。両名は「オペレーション・コンプライアンス・ゼロ」で逮捕され、バンコ・マスターを巡る詐欺やマネーロンダリングの疑いで捜査が続いていますが、審理は差し戻し要求や忌避の申立てで流動的です。今後の追加投票や審理の行方、この拘束維持が示す意味とは何か──続報が待たれます。

【見出し】

最高裁、ヴォルカロ家の父といとこの予防拘留継続に賛成票

【本文】

リード:ブラジル最高裁(STF)のルイス・フックス判事は23日、ヘンリケ・ヴォルカロ氏とフェリペ・ヴォルカロ氏、バンコ・マスター元所有者ダニエル・ヴォルカロ氏の父といとこの予防拘留の維持に賛成票を投じ、第二小法廷は暫定的に2対0の採決となりました。

経過と手続きの詳報:フックス判事は投票を前倒しして事件の担当報告者であるアンドレ・メンドンサ判事に追随し、メンドンサ判事は22日に期限の定めない一時拘留の予防拘留への転換に賛成票を投じていたと説明されており、今回の前倒し投票により同小法廷は当面、拘束維持の方向でまとまった形です。

審理の進行と保留の事情:審理はSTF第二小法廷の仮想本会議で行われているものの、ギルマール・メンデス判事が差し戻しを要求して審理が中断され、同判事は90日以内に事件を合議体に戻すことができるとの手続き的な規定が適用されている一方で、他の判事は中断があっても投票を前倒しすることが可能であるとの運用が続いています。

未提出の投票と忌避の状況:ギルマール・メンデス判事に加え、ヌネス・マルケス判事とディアス・トフォリ判事の投票が未提出のままで、トフォリ判事は自身を忌避すると表明しており事件の審査には参加していないという状況が重なっています。

逮捕と捜査の概要:ヘンリケとフェリペの両名は連邦警察の実施した「オペレーション・コンプライアンス・ゼロ」で逮捕され、同作戦は2025年に中央銀行により清算されたバンコ・マスターに絡む金融詐欺、マネーロンダリング、資産隠匿の疑いを捜査するために展開されたものであり、フェリペは5月7日に作戦の対象となり、ヘンリケは5月14日にベロ・オリゾンテで逮捕されたとされています。

捜査当局の主張と役割分担:連邦警察は捜査の中で、ヘンリケを『A Turma』と呼ばれる犯罪構造の金融オペレーター兼受益者として位置づけ、同構造が支払いの実行や機密データの取得を担っていたと指摘するとともに、ヘンリケが月約40万レアルの送金でグループに資金提供していたと主張しています。

フェリペに対する疑義と具体的行為:一方でフェリペは違法とされる金融取引への関与や、Green Investimentosの持分移転に伴う資金の動き、マネーロンダリングに関連する疑いについて捜査の対象となっており、捜査は被疑者に帰属するとされる月次の送金の流れについても精査しているとのことです。

報告者の判断と弁護側の立場:メンドンサ判事は投票で、被疑者らが社会に重大な影響を与える犯罪構造に関与しているとの「強い疑い」があると述べ、両者の自由は捜査の進行や刑事法の適用を損なうおそれがあると評価したうえで、資産隠匿や財産の隠蔽を試みたとされる事例にも言及しており、捜査ではフェリペが連邦警察到着直前にトランコーゾの住居を離れたとされるとしました。

弁護側は一貫して不正行為を否定しており、メンドンサ判事はより軽い保全措置では公共の秩序を確保し捜査への干渉を防ぐには不十分であるとの判断を示したことから、今後も法廷での審理や追加の投票を通じて事案の帰趨が注視される見通しです。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年5月24日
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