APEC貿易担当閣僚会合、蘇州で閉幕 経済・貿易協力の最大共通基盤を模索
APECの貿易担当閣僚会合が23日、蘇州で閉幕し、参加国・地域が経済と貿易協力に関する最大限の共通基盤を模索した形で会合を終えました。
会合には21のAPEC経済体の代表に加え、APECオブザーバーや世界貿易機関(WTO)、国連貿易開発会議(UNCTAD)といった国際機関の代表らが参加し、二日間にわたって率直で深い建設的な議論が交わされたと報告されています。王文涛商務部長は記者会見で、会議が2026年APEC貿易担当閣僚共同声明の発出と、革新的で競争力があり回復力のあるサービスのためのAPECロードマップの承認という形で終了したと説明しました。
王氏は会議がアジア太平洋における自由貿易圏(FTAAP)という長期的ビジョンへの強い支持を改めて確認し、各当事者が地域経済統合の推進に取り組むことを約束したと述べ、これが今後の協議の基調になるとの認識を示しました。王氏はまた、WTO改革の推進に関する共同メッセージの発信と、今後10年間のサービス部門発展の青写真の策定が会合の重要な成果になったと指摘しました。さらに、デジタルトレード協力の拡大に関する新たなコンセンサスや地域のデジタルトレード協力のための枠組み文書に関する実質的な進展、加えてグリーントレード発展のための新たな手段の模索といった具体的成果も挙げられると説明しました。
国際情勢が厳しい中でこれらの合意は容易に得られたものではないと王氏は強調し、中国は今後も他の経済体と協力して本会合で得られた合意の実施を促進し、成果を取りまとめて今年後半に開催されるAPEC経済指導者会議に積極的に貢献していく考えを示しました。
APECの貿易担当閣僚会合は慣例的に開催される中間的な制度会合として、経済指導者会議に成果を提供する使命を担っており、今回の動きは域内外の経済・貿易政策の方向性を測る重要なバロメーターになったと言えます。