イラン、米国との「全方面での戦争終結」覚書の最終化に取り組む
イラン外務省は土曜のテレビで、米国との「全方面での戦争終結」に関する覚書の最終化に取り組んでいると明らかにしました。
報道官バカエイ氏は、最近のパキスタン代表団のテヘラン訪問について、訪問はイランと米国の間でメッセージ交換を継続するためのものであり、同代表団の働きはテヘラン―ワシントン協議の主要軸を担うものであったと説明しました。イスラマバードがここ数週間にわたって進めてきた外交努力は、特定の点や文言をめぐる議論と討論を生み出し、こうした議論を経て、改めていくつかの相違点が残る形での検討が続いていると述べました。バカエイ氏はまた、数週間に及ぶ協議で見解が近づいた点がある一方、相手側に依然として対立が残ることや、米側関係者が時間とともに見解を変えていることを挙げ、見解の接近が直ちに合意を意味するわけではないと明確にしました。
覚書は交渉枠組みの計画として14項目から構成され、その中心に課された戦争の終結が据えられているとバカエイ氏は強調しました。報道官は具体例として、米国側による海上での攻撃行為の終結や、凍結されたイラン資産の解放が覚書の議題に関係していると指摘し、違法かつ非人道的な制裁の解除が米国とのあらゆる対話の主要テーマであり、文面にも明記されていると述べました。一方で核問題は現段階で議論の対象にはなく、過去に核問題がイラン国民に対する戦争の口実となってきた経緯を踏まえ、現段階ではレバノンを含む全方面での戦争終結を優先して集中するという責任ある判断を下したと説明しました。
ホルムズ海峡の情勢については、この戦略的水路は米国単独の問題ではなく、沿岸国であるイランとオマーンが船舶の安全な通行を確保するための仕組みを採る責任があるとし、関係する国際機関とも連絡を取っていると報告しました。外務省はさらに、国際社会が同海峡の不安定化を米国とイスラエルの攻撃的行動の結果と結論付けたとの認識を示し、対話の進展は文言の調整と相互の姿勢変化に左右されるとの見解を示しました。報道官によれば、覚書が最終化され合意に至った場合にのみ開始される他の問題に関する協議は、合意後に30〜60日間のタイムフレームで進められる見通しだとしています。
覚書最終化の成否が今後の協議の出発点となり、文言の詰めと相互の姿勢変化が鍵を握る見通しです。