【見出し】
イラン中央銀行総裁、モスクワ訪問へ
【本文】
イラン中央銀行総裁アブドルナッセル・ヘマッティ氏は火曜日、随行団を伴ってモスクワへ出発し、両国の金融協力拡大と銀行間交流強化を明確な目的として掲げました。
ヘマッティ総裁は出発に際し、事前協議を経てモスクワ入りした形で、中央銀行間の協力枠組みや通貨交換の円滑化を協議する意向を示しました、随行団には金融政策や決済システム担当者が含まれているとされています。今回の訪問は、オフィシャルな会談だけでなく、銀行ネットワークの技術的接続や決済手続きの共同実務に踏み込むための協議が予定されており、複数回の実務会合が行われる見通しです。
両国は、通貨交換の円滑化に加え、中央銀行同士の協力強化や、貿易をルーブルやリアルで決済するための新たな仕組みの確立について具体的な解決策を協議するとしており、商業銀行間の共同活動促進も重要議題に挙げられています。既に進められてきた金融メッセージングシステムの接続やルーブル建て決済の拡大といった措置を踏まえ、両国は米ドル依存の低減と金融コスト削減を目指す一方で、技術的・法的・実施面の課題解決が不可欠であるとの認識を共有しています。両国の銀行関係は近年、西側の制裁強化を背景に大きく進展しており、米ドル依存を減らす取り組みが双方の連携を促進しているとの説明もあります。
専門家は、協力強化が貿易拡大と制裁下での経済的強靭性向上に寄与する可能性を指摘する一方、技術的・法的課題の解消が不可欠だと強調しています。