リンデラ送還センターを閣僚が視察
移民に関する閣僚間委員会(IMC)は19日朝、ヨハネスブルグ西部のリンデラ送還センターを監督目的で訪れ、施設の収容能力や収容環境、そして送還手続きの実務が現場でどのように運用されているかを詳細に点検しました。
訪問には司法・憲法開発担当のマモロコ・クバイ大臣、国際関係担当のロナルド・ラモラ大臣、警察担当のフィロズ・カチャリア大臣らが同行し、シリル・ラマポーサ大統領が掲げる移民問題への五本柱戦略を主導するために設置された委員会による監督の一環として行われ、今回の訪問は非正規移民に対する国内各地での抗議が続く社会的緊張を踏まえたものとなりました。
センターで強制送還を待つコンゴ国籍のカートリス・ディバヨは「私たちはただ強制送還を待っているだけで、残念ながら私の国、コンゴ民主共和国は私たちを送還しない」と訴え、2018年から同センターに滞在していることや不法入国をしていないとする主張、さらに政府への働きかけが沈黙に終わっている現状を述べつつ、コンゴ側に弁護士はいるものの手続きに進展がないと語りました。
IMC側は今回の監督訪問で、受け入れ可能な収容人数や職員の配置、衛生・保健管理など運営実態を把握するとともに、送還手続きを支える裁判所の機能や手続きの迅速性についても評価を行ったとされ、同委員会の監督訪問は今朝、関係者のSNS発信も通じて公表されました。
こうした現場の声と運用の実態は、送り出し国による受け入れ拒否や司法手続きの遅延といった外交的・制度的な障壁が送還実務を複雑化させていることを示しており、関係各省が国内外での協調と法的・実務的な解決策の提示を迫られているという現状を改めて鮮明にした形です。