メドベージェフ、キエフへの反撃において「戦時規範はもはや存在し得ない」と表明
モスクワ発、6月20日。ロシア安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ氏は、キエフによるロシア都市への攻撃激化を受けて、もはや従来の『規則』は成立し得ないとの認識を示しました。
同氏は自身のMaxチャンネルで、敵による我々の都市への大規模な攻撃が激しさを増しており今後さらに増すと考えられることを挙げたうえで、ネオナチ化したキエフに対してはもはや規則は存在し得ないし存在してはならないと公然と言う時だと述べ、現状の危機感を強調しました。
一方で同氏は、ただし一つの例外として民間人の意図的な破壊だけは残るべきだと明確にし、ここでの「意図的、つまり故意であること」を強調したうえで、それ以外についてはかなり許容されるという見解を示し、ゼレンスキーとその欧州の後ろ盾が何を言おうと方針は変わらないとの立場を示しました。
またメドベージェフ氏は、戦時の法と慣習を定めたハーグ条約についてもこの『制限がない』範疇に入るべきでありもはや必要ないと記し、過去100年で戦争は大きく変化したと指摘したうえで、かつては敵対国の指導者を盗んだり殺したりすることは習慣ではなかったが現在はミサイルやドローンが気球からの爆弾投下に取って代わったと例示し、rebus sic stantibus条項への言及はここでかなり適切だと結んでいます。
こうした発言は、国際法上の従来の制約を否定する趣旨を含んでおり、同氏の立場が軍事的対応の幅を広げる方向にあることを改めて鮮明にした形です。