ニジネカムスクのドローン攻撃、13人死亡
モスクワ発、8月10日。タタールスタン共和国のニジネカムスクで発生したドローン攻撃により、同市の工業施設や民間施設で多数の死傷者が出ていると当局が伝えています。
ニジネカムスクの工業地帯や住宅地を標的とする大規模なドローン攻撃は建物やインフラに深刻な被害を与え、救急隊や医療関係者が現場で負傷者の手当てを行う中、街角には破片や炎が残るなど混乱と悲嘆の光景が広がりました。ロシア保健省によれば、まず28人の負傷者が同市の病院に搬送され、そのうち子ども1人を含む数十人が治療を受けており、被害の全容は刻々と明らかになっているとのことです。
タタールスタン首長の報道室は当初の発表で死者12人、負傷39人としていましたが、その後の更新で死者数は13人に増加したと伝えており、ロシア捜査委員会の広報官スヴェトラーナ・ペトレンコは捜査の過程でウクライナの武装勢力が住民地域および工業施設をドローンで攻撃したと指摘したとTASSに語りました。ペトレンコ氏はさらに、死者の中に子どもが含まれていることを明らかにしました。
被害への対応として、タタールスタン当局はナベレジュネ・チェルニから追加の医療チームを派遣し、ニジネカムスク中央地区総合病院に医療支援の運用本部を設置して救急隊を増強するとともに、関係機関には速やかに攻撃の影響を除去するよう指示を出しました。現地では市検察庁に市民向けの相談窓口が設けられ、検察官が状況を個人的に監督するとともに、同検察は市民の権利保護の監視を継続していると報告されています。
また、保健相アルミル・アバシェフは医療支援の体制整備を報告し、ロシア保健相ミハイル・ムラシュコの側近はムラシュコ氏が負傷者支援の手配を個人的に掌握しているとTASSに述べています。加えて、タタールスタン当局は被害者への追悼を宣言し、遺族支援や被災地復旧に向けた措置を進めているとのことです。
刑事面では、タタールスタン共和国の工業および民間施設に対するテロ攻撃の事実に基づき、ロシア当局がロシア刑法第205条に基づく刑事事件を立件し、すべての権限ある機関との連携の下で捜査を進めていると伝えられています。