南アフリカの失業率、2026年第2四半期に33.6%へ上昇
南アフリカの失業率は第2四半期に33.6%に上昇し、前四半期の32.7%から0.9ポイントの悪化で、労働市場の脆弱性が改めて鮮明になりました。
Statistics South Africaの発表によると、失業者数は前期比34万5千人増の850万人に達した一方で、就業者数は1万6千人減の1670万人にとどまり、こうした両者の動きが失業率を押し上げた形です。
また、職探しを断念した求職者は22万7千人減の370万人となり、その他の就業可能な求職者は4万9千人減の86万1千人、就業不可能な求職者は4千人減の4万4千人となったことから、潜在労働力は28万人の純減で460万人になったと報告されています。
一方で、その他の理由で労働力人口の外にいる者は7万2千人増の1250万人となり、潜在労働力とその他の労働力外の合計である労働力人口の外にいる者は20万8千人減の1710万人になったとのことで、労働力全体では裾野の入れ替わりが進行しています。
就業者数の減少は主にコミュニティ・社会サービス、鉱業、農業、製造業で発生したとStats SAが指摘しており、産業別の弱まりが雇用全体を下押しした形です。
こうした失業者増と潜在労働力の縮小が同時に進行する動きは、労働市場の構造的な脆弱性を改めて浮き彫りにしており、政府や関係者による雇用対策や労働供給を巡る対応が一段と求められる状況です。